Jean Bosio “Traité élémentaire des règles du dessin” (1800)

Jean Bosio “Traité élémentaire des règles du dessin” 150pp, Chez l'auteur, Paris, 1800

モナコ生まれのフランスの画家、工芸大学の素描教授Jean-François Bosio(1764-1827による“Traité élémentaire des règles du dessin（素描の基本ルール）”。Bosioはフランスの画家Jacques-Louis David(1748-1825)に師事した。
　この美術解剖学書は、顔面角と顔面のプロポーション、骨学と筋学、全身のプロポーションが掲載されている。図版はオリジナルだが、頭部から体幹を描いた骨格図は“Fabrica”に基づき、筋肉人はHoudonが1776年に製作したエコルシェに基づいている。プロポーションは頭高を基準としているが、身長は8頭身よりもやや短く設定されている。古典彫刻からの引用も見られ、女性の頭部やプロポーション図はカピトリーノのヴィーナスをモデルにしている。
（ウェブアーカイブ版）

web archive: https://archive.org/details/traiteelementair00bosi