2015/09/14

Paolo Mascagni “Anatomia per uso degli studiosi di scultura e pittura” (1816)



Paolo Mascagni “Anatomia per uso degli studiosi di scultura e pittura” 69pp, Firenze, 1816

イタリアの解剖学者、イラストレーターのPaolo Mascagni(1755-1815)による“Anatomia per uso degli studiosi di scultura e pittura(彫刻と絵画の学生が使用するための解剖学)。本書はMascagniの遺作にあたる大型の美術解剖書である。背景まで色彩のついた色彩豊かな図譜で、現在は希少本になっている。著者の解剖学者としての観察眼があるため三角筋の羽状構造などディティールがしっかりしている。
 図版は全身と局所図に分かれ、全身図は"Fabrica"のように風景の中に骨格人や筋肉人が描かれている。局所図は画面の隙間を埋めるように配置され、場合によっては図が重なっている。特に局所図の頭部正面の目を見開いた図は印象に強く残る。
 解剖図から装飾的な背景を排除したのは18世紀のCamper以降だが、本書は流行に反して背景が描かれている。
(コンプルテンセ大学図書館蔵、ウェブアーカイブ版)

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