Juan de Arphe y Villafañe “VARIA COMMENSURACION PARA LA ESCULPRTURA, y Arquitectura”294pp, Spain, 1585
スペインの版画家、解剖学者のJuan de Arphe y Villafañe (1535–1603)による“VARIA COMMENSURACION PARA LA ESCULPRTURA, y Arquitectura”(1585)
Vesaliusの“Fabrica”出版から約50年後に出版された、木版画による初期の美術解剖書である。幾何学、人体解剖学、生物学、建築の4巻からなり、建築や彫刻を制作するための内容にまとめられている。
第2巻の人体解剖学の項目では、プロポーションと骨、浅層の筋、体表の投影図、運動時の投影図が描かれている。筋の解剖図を見ると胸骨角や肋骨弓のディティールが興味深い。胸骨角のディティールは古代彫刻にもよく見られるような実際の骨格とは違った起伏が描かれている。肋骨弓は外腹斜筋や腹直筋ではなく骨格が露出したような図になっている。
18世紀ごろの美術解剖のテキストブックと比較しても図版が多く網羅的で、初期から美術解剖の基本的な内容が編纂されていたことがわかる。本書は18世紀ごろまで出版されていた。
第2巻の人体解剖学の項目では、プロポーションと骨、浅層の筋、体表の投影図、運動時の投影図が描かれている。筋の解剖図を見ると胸骨角や肋骨弓のディティールが興味深い。胸骨角のディティールは古代彫刻にもよく見られるような実際の骨格とは違った起伏が描かれている。肋骨弓は外腹斜筋や腹直筋ではなく骨格が露出したような図になっている。
18世紀ごろの美術解剖のテキストブックと比較しても図版が多く網羅的で、初期から美術解剖の基本的な内容が編纂されていたことがわかる。本書は18世紀ごろまで出版されていた。
(ウェブアーカイブ版)