Robert Beverly Hale / Terence Coyle “ALBINUS ON ANATOMY” 208pp, Dover, New York, 1988
アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークの講師Hale(1901-1985)と、同じくアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークの講師Terence Coyle(1925-)による“ALBINUS ON ANATOMY”。Coyleは1974年以来リーグで講師を続けている。本書はWatson-Guptill社より1979年に出版された“ALBINUS ON ANATOMY”のリプリント版で、Haleの没後にDover Publications社から出版するにあたって序文をCoyleが書いた。原著は、オランダの解剖学者Bernhard Siegfried Albinus(1697-1770)が1747年に出版した大型書の“Tablae sceleti et musculorum corps humani”である。銅版画はJan Wandelaar(1690-1759)が描いた。18世紀の医学書であるが、美術講師が翻訳し、美術系の出版社からの出版のため、美術解剖書として掲載した。
単一の筋を示した図のレイアウトが原著から変更されているのと、胸郭や骨盤など単一の図がないものは、全体図から拡大して説明の補助に用いている。拡大した図ではWandelaarの極めて高度な銅版技術がよく観察できる。
(リプリント版、筆者蔵)
Wandelaar: http://en.wikipedia.org/wiki/Jan_Wandelaar
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