2015/06/18

Gottfried Schadow “POLICLET : ODER VON DEN MAASSEN DES MENSCHEN NACH GESCHLECHT UND ALTER” (1834)





Gottfried Schadow “POLICLET : ODER VON DEN MAASSEN DES MENSCHEN NACH GESCHLECHT UND ALTER” 132pp, VERLAG VON ERNST WASMUTH A-G., Berlin, 1834

プロイセン王立芸術大学の学長、彫刻家のJohan Gottfried Schadow(1764-1850)による大型書“POLICLET : ODER VON DEN MAASSEN DES MENSCHEN NACH GESCHLECHT UND ALTER(ポリュクレイトス 人の性別や年齢における尺度)。序文はMaximilian Schaefer。タイトルのPolyklet(英:Polykleitos)は前5世紀に活躍した古代ギリシアの彫刻家の名前。最古の造形理論である“Canon”を著したとされる。“Canon”には人体計測によるプロポーションが記述されていたとされ、本書も人体のプロポーション図と計測値が記述されている。
 幼児から老人まで様々な年齢の男女が線描によって表現され、実際の人体を想定した図だけではなく古代彫刻をモデルにした図もある。全身図のほかに顔面、手などの部分図がある。
 計測と図に記されたガイドラインは体表からのもので、内部構造を用いた解剖学的な情報はないが、こうした計測値は体表に近い骨格の寸法が投影されていることがしばしばある。
1905年、第10版、筆者蔵)

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