Johann Martin Fischer “Darstellung des Knochenbaues und der Muskeln des menschlichen Körpers” 20pp, Carl Gerold, Wien, 1806
オーストリアの彫刻家、ウィーン芸術アカデミーの教授Johann Martin Fischer(1740-1820)による“Darstellung des Knochenbaues und der Muskeln des menschlichen Körpers(人体の骨格と筋の構造の表現)”。Fischerは彫刻家であったが、より客観的な表現の追求やアカデミーで教鞭をとるうちにオーストリアの眼科医Joseph Barth(1746-1818)らの元で解剖学を研究し、美術の学生に向けて指導を行うようになった。
本書は8枚の図と12枚の序文と解説からなり、図版は、骨格のプロポーション図が前面と側面、骨格図と筋肉図がそれぞれ前・側・後面から描かれている。骨格図は槍を持ち、陰影が付けられている。プロポーション図と筋肉図は線描で表現され、骨格のプロポーション図は骨盤に強い前傾が見られる。筋肉図は右手を挙上し、左足を台の上に乗せている。図に用いられた筋肉人はFischerによってエコルシェ像にされた。
(第2版、筆者蔵)
Akademie der bildenden Künste: https://www.akbild.ac.at/portal_en/akbild_startpage
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