Paul Richer / Robert Beverly Hale "Artistic Anatomy" 256pp, Watson-Guptill, U.S., 1971
ロバート・ビバリー・ヘイル(1901-1985)によるリッシェの「美術のための解剖学 人体の外形と解説」の英訳版。ヘイルはアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークで教鞭を執った有名講師。ヘイルの授業は映像として記録されており、YouTubeなどでもモノクロの映像が視聴出来る。本書を翻訳した際、リッシェが外形に影響するとして図示した「大腿筋膜の肥厚部」を「Richer's band」と翻訳している。おびただしい数の増刷がなされており、本書が広く普及したことが伺える。なかでもテキストまで翻訳した功績は大きい。日本でも柳亮がリッシェの仏語版を訳したが、テキストパートは含まず、かわりに独自の日本語解説を添えた。柳版の解説は解剖学的情報を淡々と記述したものであるが、オリジナル版ではボリュームなどの形態的な記述も行われていた。
(ペーパーバック版、筆写蔵)
wiki: http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Beverly_Hale
youtube: https://www.youtube.com/watch?v=pLNstQoM1wQ
previous post: http://kotakato.blogspot.jp/2015/04/paul-richer-anatomie-artistique.html
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