Edme Bouchardon “L’ANATOMIE NECESSAIRE POUR L’UASAGE DU DESSIN” 17pp, Chez J. Fr. Chereau, Paris, 1741
フランスの彫刻家Edme Bouchardon(1698-1762)による “L’ANATOMIE NECESSAIRE POUR L’UASAGE DU DESSIN(素描を描く際に必要な解剖学)”
銅版画による18世紀後半の美術解剖図で、オリジナルの全身の骨格と筋の図、骨格の上に筋の線描が加筆された三面図が掲載されている。銅版は銅版画家で肖像画家のJacques Gabriel Huquier(1695-1772)による。図中の文字は手作業によって後から書き込まれている。図は解剖体からスケッチされた節があり、外側広筋の斜頭など細かいディティールも描かれている。
腋下を見せるために右腕を挙上させた姿勢は、Bouchardonのエコルシェ彫刻(1741)と一致している。彫刻と書籍がセットになっており、教材としてお互いの表現方法の見せ方を補完するものになっている。
(1802年新装版?、筆者蔵)
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