Paillot de Montabert “TRAITÉ COMPLET DE LA PEINTURE” 119pp, J.-F. Delion, Paris, 1829
フランスの画家Jacques-Nicolas Paillot de Montabert (1771-1849)による“TRAITÉ COMPLET DE LA PEINTURE(絵画の完全な論文)”。本書はテキストと図版に分かれており、9巻組からなる。
画家の技法書である本書は、構図法、人体、プロポーション、図形、透視図法、明暗、描画道具の順に掲載され、人体の項目に骨学と筋の内容が簡潔に掲載されている。美術解剖に特化した書籍ではないが、当時の美術解剖の普及が伺える。
人体図は全身の正面、側面、背面がそれぞれ体表、骨、筋の順で掲載されている。画家による解剖図のため、あまり詳細ではないが大枠を把握する内容になっている。図版に描かれた人体の姿勢にはDürerからの影響が見られる。
(ウェブアーカイブ版)
Web archive: http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k206470p
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