Jean-Gilbert Salvage “ANATOMIE DU GLADIATEUR COMBATTANT, APPLICABLE AUX BEAUX ARTS” 74pp, Chez L’auteur, Paris, 1812
フランスの軍医Jean-Gilbert Salvage(1770-1813)による“ANATOMIE DU GLADIATEUR COMBATTANT, APPLICABLE AUX BEAUX ARTS, OU Traité des os, des muscles, do mécanisme des mouvemens, des proportions et des caractéres du corps humain.(美術に適用させたボルゲーゼの闘士の解剖学 あるいは人体の骨、筋、動きのメカニズム、プロポーションとその記述)”。
19世紀初期の大型美術解剖書で、ボルゲーゼの闘士の他に、ヴェルデヴェーレのアポロン像や人体の解剖図が掲載されている。古典彫刻と解剖学を組み合わせたアイデアは、この後の時代に大きな影響をもたらし、Duval、Kollmannなどもボルゲーゼの闘士のスーパーインポーズ図を使用した。また、Salvageは本書に先駆けて図版と合わせたエコルシェ彫刻を制作している。1804年にはボルゲーゼの闘士像を、1812年にベルデヴェーレのアポロン像の胸像を制作した。
(初版、筆者蔵)
0 件のコメント:
コメントを投稿