Wilhelm Tank “FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN BAND 2” 80pp, Veb Verlag der Kunst, Dresden, 1953
Wilhelm Tank “FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN BAND 3” 75pp, Veb Verlag der Kunst, Dresden, 1955
ベルリン美術アカデミーの美術解剖学教授Wilhelm Tank(1888-1967)による“FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN (形態と機能、一つの人体解剖学)”の第2、3巻。
第2巻は体幹と上肢の解剖学。骨格と筋の形状とフットプリント(筋の付着部位)、体表の図と、各論に添付された局所図、横断面図が体幹と上肢でそれぞれ掲載されている。骨盤の解説はMollierからの影響が見られる。2巻の出版から2年後に3巻が出版された。
第3巻は頭頸部で、頸部の構造と、表情筋や頭蓋骨の年齢差などが掲載されている。深層部の筋は描かれていないが、バンド図(筋の起始停止間を線で結んだ図)に記されている。巻末に全身の筋肉人が描かれている。この姿勢が独特で、斜めからの視点で多くのディティールが見えるような姿勢で描かれている。この2・3巻で解剖学的な情報が一通り解説された。
(初版、筆者蔵)
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