Wilhelm Tank “FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN BAND 4” 80pp, Veb Verlag der Kunst, Dresden, 1955
Wilhelm Tank “FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN BAND 5” 104pp, Veb Verlag der Kunst, Dresden, 1957
ベルリン美術アカデミーの美術解剖学教授Wilhelm Tank(1888-1967)による“FORM UND FUNKTION EINE ANATOMIE DES MENSCHEN (形態と機能、一つの人体解剖学)”の第4、5巻。
4巻は人体のプロポーションがまとめられている。男女や局所の比率、様々な体型や人種、顔面のバリエーション、年齢差などが掲載されている。基本的にはウィトルウィウス式の8頭身プロポーションだが、罫線を使って人体をさらに細かく分割し、地面から頭頂までを56等分している。局所のプロポーションはRicherの影響がうかがえる。
5巻は運動がまとめられている。道具を使ったり、ものを運んだり、スポーツをしたりといった様々な動作中の裸体図が掲載されている。メインは運動の解説ではなく、運動中の一瞬を描いた図版を参考にするポーズ集といった印象である。Michelangeloによるシスティーナ礼拝堂天井画から引用した図もある。
(初版、筆者蔵)
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