2015/04/05

Paul Richer: Statuette-étalon du corps humain (1893)




Paul Richer "Statuette-étalon du corps humain" 110.5 x 39 x 40cm, École des beaux-arts, 1892

リッシェ「標準人体像」に基づくイラストレーション。オリジナルの像は人体のプロポーションという2次元の概念図を3次元像として表現した教材である。姿勢は左半身が解剖学的正位、右半身は前方に90度屈側位を示す。左半身にプロポーションを示す分割線が引かれている。像は1892年に制作された後、写真撮影され、"Canon des Proportions du corps humain"(1893)の図版に用いられた。写真は立体的な把握を補助するために前面、分割線が引かれた左側面、後面の3面を掲載している。右足を乗せた土台の右側面には、人体の異なる部位の比例関係を示す図が線刻によって印されている。刻印の図は同書にも掲載された。

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