2015/04/20

Philippe Comer "UNE REÇON D'ANATOMIE Figures du corps À L'ÉCOLE DES BEAUX-ARTS" (2008)




Philippe Comer  "UNE REÇON D'ANATOMIE Figures du corps À L'ÉCOLE DES BEAUX-ARTS" 511pp, Beaux-arts de Paris les éditions, Paris, 2008

パリ、エコール・デ・ボザールの形態学(旧解剖学)の教授、Philippe Comer(1955-)編集による「ボザールにおける人体図の解剖学講義」。本書は2008年にボザールで開催された同展のカタログである。ヴェサリウスのファブリカなどの医学書や、エコルシェなどの解剖模型、講義風景の写真資料などボザールの美術解剖が関与した膨大な資料が年代を追って掲載されている。資料を眺めるだけでも充実した内容になっており、これまでの美術解剖を俯瞰する良き資料と言える。巻末にはボザールで教鞭を執った講師陣が年代順に書かれており、古くはボザール開校の1648年、François Quatroulx(1593-1672)の時代にまでさかのぼる。美術のための解剖学が盛んだった学校はフランスのエコール・デ・ボザール、イギリスのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(1769年開校)、アメリカのアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク(1875年開校)などがあげられるが、最も長い歴史を持つのはボザールということになる。
(筆写蔵)

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