Antonin Bossu “ANTHROPOLOGIE: ATLAS D’ANATOMIE” 48pp, Bloud dt Barral Éditeures, Paris, 1894
フランスの医師Antonin François Bossu(1809-1897)による“ANTHROPOLOGIE: ATLAS D’ANATOMIE(人類学:解剖学アトラス)”。本書は度重なる改定が加えられた書籍で、初版(1846)は2巻組のテキストからなるハンドブックだったものが、第6版(1873)では3巻目のアトラスが加わり、第13版では4巻に増補され、第4巻であるアトラスに美術解剖学の記述が追加された。
図版は合計20枚で、骨格、筋、神経、特殊感覚器、動静脈、尿生殖器、胎児の図で概要が一通り構成されている。美術解剖学の記述は巻末の8ページで、図版は正面観の全身骨格、背面の全身骨格、頭蓋と脊柱の図、正面観の全身の筋、背面観の全身の筋の第5図までが該当する。
概要ではあるものの全身を網羅したアトラスの中に美術解剖の記述が含まれていること、そしてハンドブック形式の小型本は増刷数が多く、広く普及した点が興味深い。
(第13版、筆者蔵)
web archive: http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k6456379t
other editions: http://data.bnf.fr/10463776/antonin_bossu/
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