Pierre Nicolas Gerdy “Atlas des peintres” 3plates, BÉCHET JEUNE, Paris, 1829
フランスの医師、パリ大学教授Pierre Nicolas Gerdy(1797-1856)による“Atlas des peintres”。本書は3枚のリトグラフからなり、“ANATOMIE DES FORMES EXTÉRIEURES DU CORPS HUMAIN, APPLIQUÉE A LA PEINTURE, A LA SCULPTURE ET A LA CHIRURGIE”(1829)のアトラスに当たる。サイズは560x430mmと大判で、現在は稀少資料となっている。図版はM. Demesseによる。
Rhörlによれば、Gerdyの美術解剖書は、最初の美術用の体表解剖学書とされる。体表解剖学は体表の起伏がどのような解剖学的構造によるものかを理解するための学問で、この見方はGerdyのアシスタントであったFauにも引き継がれた。テキストブックの方に描かれている図版は線描で簡素なものであるが、アトラスの方は極めて精巧に描かれている。
figure1-3: P. Comar "UNE REÇON D'ANATOMIE Figures du corps À L'ÉCOLE DES BEAUX-ARTS" 2008, p.42, 261
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