Siegfried Mollier “PLASTISCHE ANATOMIE DIE KONSTRUCTIVE FORM DES MENSCHLICHEN KÖPERS” 280pp, J. F. Bergmann, München,1924
ドイツの解剖学者、ミュンヘン大学解剖学・組織学教授Siegfried Mollier(1866-1954)による“PLASTISCHE ANATOMIE DIE KONSTRUCTIVE FORM DES MENSCHLICHEN KÖPERS(美術解剖学 構造的な人体の形状)”。多色刷りの図版をふんだんに使ったテキストブックである。本書はBammesの書籍中に書かれた美術解剖の歴史でも紹介されている。
図はサインペンや太い鉛筆で描いたような素朴なものだが、初心者への伝達に十分な情報量と正確さがあり、写真のチョイスも鋭く秀逸である。こうした図は一見簡単そうに見えて解剖学や医学を体験していないと描けない。模式図は平易で眺めるだけで情報が伝わり、関節可動域の図は骨学や筋学を多角的に知る効果がある。
(第2版1938年、筆者蔵)
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