Giambattista Sabattini “TAVOLE ANATOMICHE PER LI PITTORI, E GLI SCULTORI” 86pp, Bologna, 1814
ボローニャ美術アカデミーで解剖学の教鞭をとったGiambattista Sabattiniによる “TAVOLE ANATOMICHE PER LI PITTORI, E GLI SCULTORI(画家と彫刻家のための解剖学アトラス)”。
銅版画による美しい図版が掲載されたアトラスである。図版の計画性や統一感はAlbinusの影響がうかがえるが、独自性は高い。体表の全身図と、局所の解剖図が正面、側面、背面の方向から描かれている。骨格図の次ページまたは隣に筋肉図が描かれ、図は陰影をつけた図と解説用に線描の上にアルファベットで記号を振った図が掲載されている。骨格と筋の図はそれぞれ同じ姿勢で対応している。上肢の側面図はHoudon作のエコルシェ(年代不詳、リンク先No.14675)と姿勢がほぼ一致する。
Röhrlによれば、本書は19世紀初期の重要な美術解剖書の一つとされ、第二版が1841年に、その後1864年にも増刷され、ミラノ版(1815?)も出版された。
Accademia di Belle Arti Bologna: http://www.ababo.it/ABA/
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