2015/08/27

Update: Emil Harless “LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALTEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT” (1876)




Update: Emil Harless “LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALTEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT” 547pp+22plates, Verlag von Ebner & Seubert, Stuttgart, 1876

 ドイツの医師、ミュンヘン大学教授のEmil Harless(1820-1862)による“LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT”の第二版。初版から大幅な改定が行われた美術解剖書である。サイズが一回り大きくなり、アトラスパートの図版は初版をベースにしてすべて描き直されている。新規図版として巻末に人種による体型差を表す二枚の図が付け加えられている。これらの図版はほとんどが体表の図になっており、Gerdy以後の体表解剖学の流れを汲んでいるといえる。
 Comerによれば本書は美術解剖の大家であるRicherが蔵書していた書籍の一つとされる。言われてみればRicherによる運動生理学の書籍はこの本からの影響が強ように感じられる。
(第二版、筆者蔵)

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