Eugene Wolff “Anatomy for Artists” 194pp, Dover, New York, 2005
イギリスの眼科医Eugene Wolff(1896-1954)による“Anatomy for Artists”。原著は1925年にH.K. Lewis & Co.,Ltd.,より出版された “Anatomy for Artists, Being an Explanation of Surface Form(芸術家のための解剖学 表面形状についての解説)”。WolffはUniversity College LondonのSlade教授(イギリス最古の美術教授)であった画家で解剖学者のHenry Tonks(1862-1937)に召集され、同校で10年間教鞭をとっていた。
図版は素朴で的確という点がMollierを彷彿させるが、描き方のアドバイスはTonksから受けていたようである。図版はオリジナルのものも多いが、巻末などにFroiep(顔面角、表情筋)、Richer(プロポーション)、Vesalius(全身骨格)、Kollmann(全身体表図、表情筋等)、Tandler(全身筋肉図)が引用されている。
(リプリント版、筆者蔵)
(リプリント版、筆者蔵)
about slade professor: https://en.wikipedia.org/wiki/Slade_Professor_of_Fine_Art
University College London: http://www.ucl.ac.uk/
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