Paul Richer “Nouvelle Anatomie artistique III Physiologie Attitudes et Mouvements” 263pp, Librairie Plon, Paris, 1921
フランスの解剖学者、エコール・デ・ボザール教授のRicherによる“Nouvelle Anatomie artistique III Physiologie Attitudes et Mouvements(新しい美術解剖学III 生理学 姿勢と運動)”。前著にあたる “Physiologie artistique l’homme en mouvement”を「Nouvelle」シリーズ用に再編纂した内容になっている。前著と図版が重複していることもあるが、いくつか追加されているのと、巻末に運動時の姿勢の推移がわかる連続写真の資料が付属している。この写真は図版や立体模型を起こすための資料となっていて、本書の図やアスリートシリーズの彫刻に用いられたカットが見られる。他に筋繊維収縮のシェーマ図など肉眼解剖学では見られないような情報も掲載されている。
Richerの「Nouvelle」シリーズは動物解剖学を含めて全7巻構成になっており、本書の紹介で一通り紹介した。
(初版、筆者蔵)
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